メッチャ感動しました!!
西宮市のM様は、初めてのお客様です。
宝石工房ながおのホームページを見て、ご連絡いただきました
「母の形見の宝石がたくさんあるのだけれど、本物かどうか?、値打ちがあるのかどうか?、どうすれば一番いいのか分らない?のですが・・・一度見て欲しい」
とご相談がありました。
日時を打合せて、お手持ち品を拝見することになりました。
当日、お目にかかると、すごい数の宝石や貴金属を持参されました。
その数は優に60点以上あり、お母様は本当に宝石が好きな方だったようです。
当日は、デザイナーさんと一緒にお話を伺いました。
先年お母様がお亡くなりになり、形見の指輪や宝石を譲り受けたそうです。
「私も母譲りで宝石好きですが、母とは年代も好みも着けるシーンも違うので、沢山の形見の指輪をリフォームしたいけど、どうしたらいいのか・・・
普通の宝石店では相談しにくいし、どこに相談したらいいのか分からなくて・・」
とのこと。
そこで、「今年は何とかしようと」インターネットで相談できるところを探している内に、工房のサイトがヒットしたそうです。
とりあえず、持参されたたくさんの宝石や貴金属類を、お値打ちやデザインの流行などを説明しながら三つに分けてもらうことにしました。
一番目は、そのままの形で残しておきたいもの、
二番目は、加工すれば使うかもと思われるもの、
最後は絶対に使わないもの。
一番目のそのままで残しておくものは、若いM様には今はつけられなくても、将来必要になるような品です。
大粒の黒真珠のリングや、大型の角ダイヤ集合体リング、カポーションカットのルビーリングなど作りのいい数点と、修理すれば使えるオメガネックやテニスブレスなどです。
これらの指輪等は、サイズ直しや新品仕上げを時機を見てすることになりました。
二番目の、そのままでは着けないけれどリフォームすれば使うかもしれないものには、色石のリングやペンダントなど十数点
三番目の絶対に使わないものには、太い喜平チェーンブレスやファッションリングなど、壊れているものなども含め金製品が多数です。
色々お話を伺っていると、お友達とランチのときなどにもよく着けられるそうです。
また、これからは、お子様のPTAなどでも着ける機会がありそうなご様子。
大き目の宝石も好きで、抵抗感なく着けられる感じ。
あれやこれや、デザイナーと一緒にご相談。
結局、二番目の沢山の色石を生かすには、着せ替えペンダントが一番では、と言うことになりました。
着せ替えペンダントとは、ジャケットを一個作り、中に入れるトップを数種類用意して、その日の気分や場所、洋服に合わせて色々取り替えられるすぐれものです。
ジャケットには、サークルやハート、リーフ型などがありますが、今回は馬蹄形が気に入っていただけました。
これなら、色々な石を無駄なく入れて楽しむことが出来そうです。
でも本当は、縦長のピンク石や、円型の遊色の石、四角い赤石など、形も大きさもバラバラのものを、一個の馬蹄に入れ、全ての石が程よく見える馬蹄形をデザインすることは非常に難しいのですよ。
素材は金よりプラチナが好きということですが、お手持ちの不要地金(第三番目)は殆んど金製品です。
そこで、その金地金とプラチナを等価交換して、プラチナで加工することにしました。
チェーンはお手持ち品の中から選び、メレダイヤもお手持ち品の中から使えそうなものを再利用する。
それでも、まだ三番目の18金地金がたくさん残りますので、それらはすべて加工代に充当することにしました。
見積もりを出す
馬蹄ペンダントの地金代は等価交換したので不要です。
チェーンもお手持ち品を使います
脇石のメレダイヤも大半はお手持ち品を再利用出来ます
地金の残りを加工代に充当して、かなり安くなります
後日、実寸大のデザイン画と見積を見てもらい了承していただく。
加工に入り、約一ヵ月かかって3月末に手作り完成。
納品に伺うと、M様は丁度パステルカラーの花柄ブラウスを着ておられました。
その上からピンク石をセットした馬蹄形ペンダントをパッと着けると本当にピッタリ。
何も言うことがありません。
「めっちゃ 感激しました。今日は一日これを着けています」とM様。
M様のご様子から、お母様もきっと喜んでおられると確信しました。
馬蹄の中に入れるペンダントトップは、お手持ちの花モチーフダイヤペンダントをそのまま入れるものも含めて全部で六種類。
毎日取替えても一週間いけそうです。
馬蹄ジャケットに透明石を入れると、本当に綺麗に変身しますよ。
今回のピンク石や遊色石なども大化けしました。
世界で一個だけのオンリーワンジュエリー
これから、色々取替えてお楽しみ下さい。
こちらも本当に嬉しい一日になりました。
M様本当にありがとうございました。
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