そんなことできるの?
すぐ曲がる細い指輪のウデを付け替え大阪市のM様から
「プラチナの指輪が曲がったのですが、お直しできますか」と、ご相談がありました
拝見すると、プラチナ900で、どの指輪も見事に変形しています
それも同じ形にゆがんだ3個
小柄のM様「そんなに力は無いと思うのですが・・」とのこと
生活のパターンをお聞きすると、指輪が変形する原因は、どうやら自転車にあるようです
毎日、指輪を着けたまま、自転車で通勤しているとのこと
無意識にブレーキをしめる内に、だんだん変形してきたようです
プラチナ900はやわらかい素材ですので、曲がることはよくあります
瞬間的に強い力が加わると変形します
また、毎日つけっぱなしのプラチナリングは、知らない間に磨り減って細くなると尚更曲がります
このまま、変形修理だけでもできますが、またすぐ同じように曲がってしまうことは明らか
そこで、3個のプラチナリングのウデを太くすることになりました。
指輪のウデを太くする加工には、プラチナの地金が必要になります。
そこで、「何か、使わなくなったプラチナ製品はありませんか?」と聞くと、「古いプラチナチェーンと細い石なしリングがあるわ!」、とのことでした。
「それを溶かして加工することも出来ますよ」と言うと 「それなら地金代がいらないのね。」と大変喜んでいらっしゃいました。
結局、ウデを太くする加工代とサファイアの石脱着代だけで済みました。
完成して納品すると、「これならもう曲がる心配もないわね。」とニコニコ。
少し地金が残ったので、一緒にお返しすると「これで、立爪リングも修理にしようかなー、次回までに出しておくわ」と言っておられました。
指輪の変形でお困りの方は、どうぞご相談下さい。
プロの技で、美しくお値打ちに出来る方法をご一緒に考えさせてもらいますよ。
指輪の変形修理 宝石無料相談はこちら
送って修理はこちら
このページのトップへ戻る
宝塚市H様のプラチナリングのウデ太加工
お持ちいただいたメレダイヤ付のプラチナ850リングは、典型的な鋳造の既製品です
元々、ぎりぎりまで地金を節約した作りの指輪
その上、使い込まれて地金が磨り減って曲がり、今にも折れそうなか細いウデになっていました
指輪のウデを太くする加工は、ウデの肩の太い部分をカットしてそのラインで太いウデに付替えます
でもこの指輪は、ヘッドの内側の地金がえぐれているので、その部分の下からでしかウデを付け替えることは出来ません
また、カットした断面よりも太いウデを付けることもできません
それでも、前よりは断然丈夫になります
加工には、太くする分の地金が必要になります
今回は、使わないpt850の切子チェーンをお持ちでしたので、それを溶かして再利用することにしました
地金をお持ちなら、加工代だけでとてもお値打ちに修理完成します
使って残った地金は、加工代に充当しました
地金相場の高い作今、地金があるのとないのとでは大違いですよ
高い地金を追加する必要もないし、高い相場で買取できれば、その分加工代に充当できる金額が多くなり お支払額が少なくて済みます
相場の高い時期は、お手持ちの地金を再利用するに限りますよ
今回の加工代は16800(税別)でした
ご相談はこちら宝石無料相談
送って修理はこちら
このページのトップへ戻る
宝塚市H様のお母様からご相談
指輪の枠が曲がるので何とかなりませんか
この石は気に入っているので・・
拝見すると、アメシストの大きな石のリング pt900
以前に、他店でウデの付け替え修理してもらったことあるそうです
以前の修理跡を含め、六角形に曲がっています
残念ながら、この付け替え方では根本的にウデの強度を増すことにはならないのですよ
一般的な指輪のウデの付替え修理は、2時と10時方向の太い部分をカットして、そこに、その太さをキープしたウデをつけます
でも、元々2時と10時辺りの幅や厚みがない指輪では、そこから下をいくら太くしても無意味なのですよ
それは、太くした部分にかかった力が、全部一番細い接合部分にかかって来るからです
そのため、太くした部分は曲がらなくても、接合部分にひずみが来てそこが折れます
このような場合は、台座に直接太いウデを取り付ける方法が有効です
でもこの方法は、高度な技術と手間がかかり、その分修理代も高くなります
今回は、この石が好きということでしたので、この方法で修理しました
そして、お客様のご希望で、太くしたウデにメレダイヤも入れました
前のものとは、まったく別の指輪です
ただし、この場合でも台座の地金が薄いと、そこにひずみがくることもあります
力仕事をするときやバイクに乗るときは、必ず指輪は外してくださいね と着け方のご注意を添えて納品します
あなたも、太くたくましい腕にしたいときはご相談下さい
指輪のウデを太くする加工宝石無料相談はこちら
送って修理はこちら
このページのトップへ戻る
ホームページをご覧なった大阪市T様からのご依頼
薄くなって変形したプラチナ950リングのサイズアップと同時に太いウデに取替えをしてほしいとのこと
通常のpt950はpt900に比べて非常に柔らかい貴金属です
そのため、磨耗したりキズがつきやすく 薄くなった指輪はちょっと力を加えるるだけで簡単に変形します
爪が磨耗したりウデが変形すると、ダイヤの脱落につながることもありますから要注意です
そのために、多くの指輪がpt900で加工しているのですよ
その辺りの説明は販売ショップではされていないようで、変形してこちらに修理に持って来られて、初めて知る方が多いですね
今回のご依頼は、ご希望のサイズが大きいので、出来るだけ太いところをカットしてその太さをキープした腕に付け替える必要があります
でも裏側のブランドロゴは残さなければなりません
そこで、ブランドロゴのすぐ下で、石を頂点とすると、およそ11時と1時方向をカットして、別に作った太いウデを繋ぎます
しかし、その近くに、サムシングブルーのブルーダイヤが入っています
ロー付する部分のすぐ横ですので、熱で変色する可能性があります
また、石の載ったヘッド部分をご希望のサイズに合うよう広げると、爪の形が特殊なので、一旦外したダイヤが留められなくなる可能性もあります
そうなると、爪の建て替えも必要になるかも知れません
これらの考えられるリスクを全部お伝えして、了承を得て修理開始
結局、爪は何とか大丈夫でしたが、サムシングブルーは予想通り変色しました
でも、幸いなことにダークブラウンや黒ではなく、綺麗なファンシーイエローに変色
これなら、あえてブルーダイヤに入れ替える必要がないほど綺麗な色です わざわざイエローダイヤを入れる方もあるくらいですから
結局、裏石はそのままということで修理完了
早速ゆうパックで送りました
喜んで頂けたら嬉しいですね
指輪のウデを太くする加工宝石無料相談はこちら
送って修理はこちら
このページのトップへ戻る
ファッションリングのウデの付け替えは、特別な思い入れがある指輪である場合などを除いて、積極的にはお勧めしておりません
製品価格の割りに修理代がかかるからです
今回は、他の修理品のお預かりもあり一緒に加工しました
細いウデを取り除いて、太いウデに付け替える
同時に、サイズアップもしました
大きくサイズアップが必要だったため、ヘッド部分の直近を切り離し、そこからウデを付け替えています
それより下で繋ぐと、元枠のアーチと新しいウデのアーチが極端に違って、指輪が真円でなく二段の「だるま型」になってしまいます
直近で繋ぐには、構造上の難しさもあるのですが、優秀な手作り職人さんは、違和感なく繋いでくれました
ファッションリングを、どうしても太いウデに修理したい場合はご相談下さい ケースバイケースで対応しています
指輪のウデを太くする加工宝石無料相談はこちら
送って修理はこちら
このページのトップへ戻る