ネックレス長くできますか
足し珠で長くします宝塚市のk様からお電話
「パールのネックレスを長く出来ないでしょうか」
「現在、どういう状態ですか」
「来月、姪の結婚式があるので、久しぶりに出してみたら、体型が変わり、全然、洋服と合わないのですが」
「そうですか、足し珠でパールネックレスを長くすることが出来ると思いますが、宜しければ拝見させてもらいましょうか」
と、ご相談日を決めて拝見する
薄いピンク系のアコヤ真珠ネックレス、8ミリから8.5ミリ珠で42cmの上質のネックレスです
実際に身につけていただくと、確かに窮屈
測ってみると、45cm位がベスト
少し、体型がぽっちゃり・・いやいや ふっくら・・なられたみたいです
8ミリ珠を4個プラスすれば3.2cm長くなり、全体で45cm強にすることが出来ます
そのためには、現物をお預して、珠の色合わせをする必要があります
同じようなテリと色味の8ミリ珠をご用意して、連組し直すことになります
「分かりました、来月結婚式ですので、至急にお見積をして修理させていただきます」
とお預する
すると「これも合わないのですが・・」と、そっと真珠の指輪も出されました
ご心配なく、期日までには、両方ともきっちり修理させていただきますから
「他は大丈夫ですか」
「ダイヤの指輪も合わないけど・・ 次回持ってきます」
どなたでも、体型は変わることがあります
そのときは、私にご相談を 体型は直せませんが、指輪やネックレスなら・・
結局、今回の足し珠加工は、上質のアコヤ真珠4ピースと連組代で¥17500(税別)でした
勿論、首周りに合わせて、珠を外してパールネックレスを短くすることも出来ます
パールネックレスを長く(短く)するご相談はこちら宝石無料相談室
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池田市のS様からお電話
ロングのパールのネックレス1本を三本に分けてもらいたいのですが、とご相談
当日はお嬢様もご一緒です
「この長い真珠のネックレスは、母からもらったものですが、これを三本にして、私と娘二人とで分けたいのですが・・
出来たらこれにあわせてイヤリングとピアスも作りたいのですが」とのこと
「そうですね、娘さんもこれから、お友達の結婚式などで使う機会が増えますもんね」
「イヤリングやピアスはどんな形がいいですか? ぶら下がりタイプは、おめでたいときはいいですが 不祝儀には向きませんが・・」
「そうなんですってね それで私は大失敗をしました・・」
お葬式のとき、知らずにこのロングネックレスを二重にして、ぶらぶらイヤリングを着けていって・・親戚から大ひんしゅくを受けましたと、苦笑いされていました
それで、娘さんたちには、冠婚葬祭どちらでも使えるネックレスとイヤリングを作ってやりたいと、やってこられました
この6.5~7ミリ珠の120㎝ネックレスを、留金を含めて42センチを3本に連組することに
でも、ネックレスは留金付近は小さい珠で、下へ行くほど大きな珠になっています
このネックレスも、元の位置のままで3等分すると、6.5ミリ珠の多いネックレスと、7ミリ珠の多いネックレスになってしまいます
そこで、全部の珠をばらして、もう一度並べ替えて、大きさのバランスを考え、3本が均等になるよう連組し直さなければなりません
ただの糸替えと違って、これは結構手間がかかります
留金は、3本とも着けやすいビーンズタイプにします
イヤリングとピアスは、ネックレスと色合わせして8ミリ珠で加工することに
こうして完成したのが、3本のネックレスとイヤリング2セット ピアス1セットです
それぞれ娘さん達に渡して頂けるよう、別の箱に入れて納品
元の持ち主のおばあ様にも、喜んで頂けたら嬉しいですね
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真珠のネックレスは、糸で連組の場合、長年使っていると糸が伸びてきます
置いておくだけでも何年かすると糸が劣化することもあります
珠の間に隙間が出来たり、10年以上経過したら もう糸替えの時です
万一、出先で糸が切れたら大変 真珠にキズがつき、その上全部集められるかどうか
まして、結婚式などで切れたら一大事 縁起が悪いし、気まずい雰囲気になりかねません
早い目の、パールネックレスの糸替えをお勧めします
糸替え用の糸は、以前は、絹糸を使用していたこともありますが、現在は丈夫な化学繊維の糸になっています
また、ナッツ仕上げと言って、留金に近い数個の珠と珠の間に結び目を作り、万一、糸が切れても珠がバラケないような糸替えもあります
オールナッツと言って、全部の珠の間に結び目を作る糸換え方法もあります
また、珠によっては糸の代わりに金属のワイヤーを使用する場合もあります
ワイヤーは糸のように伸びませんが、その為切れる前兆がつかみ難く、ある日突然切れることもありますのでご注意を
伸びなくて切れない糸を、といわれる方もありますが、糸が適度に伸びることにより、パールラインがきれいに決まる作用もあります。
また、糸が切れることで、万一のとき首がキズつかないようにする、安全弁の作用もあります
どれも、一長一短ありますので、ご相談の上、一番適切な方法で糸替えをします
そして、珠同士がぶつかるのを防ぐために、珠と珠の間にクッション用の、小さなシリコンゴムを通して連組する方法もあります
ワイヤーで連組のときは、シリコンクッションは必須です
元々42センチのパールネックレスの全部の珠間にシリコンを挟むと、全長がシリコン分長くなります
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吹田市のF様からメール相談
<10年以上前に購入した真珠のネックレスなのですが、長くする事は可能でしょうか?(青味のかかったシルバーグレイです)>
43cmを、48cmにしてほしいとのこと
一般的なパールネックレスの長さは42cmなのですが、その人のベストサイズは、体型により洋服の衿周りによりそれぞれです
長くしたいときは、色 照り 大きさの合う珠をご用意して、連組し直します
ピンク系や白系の珠は比較的揃え易いのですが、グレー系には色々な色や照りのものがあり 虹彩も微妙に違ってきます
似寄りの色味の珠をそろえるのが大変なんですよ
今回は少し時間がかかりましたが、何とか満足にいく珠をそろえて連組長くすることが出来ました
このネックレスは、元々ワイヤーでしたので、今回もワイヤーで連組
なお、このグレー珠ネックレスは、不祝儀用ですので念のため
今回の加工はグレーパール7個を足して43センチを48センチにしました
パール代とワイヤー連組 (一部シリコン入)で¥22400でした
パールネックレスを長くする加工
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