元の形を活かして
指輪をそのままペンダントに加工川西市のお客様から
「友達が指輪の元の形を活かしてペンダントにリフォームしたいと言っているけど そんなことできるの?」とお電話が
出来上がりがペンダントとして成立すれば、基本的には出来ますが・・
「料金はどれくらいかかるの 高いのはいやだって」
それも、加工の難易度によって変わりますので
現物を拝見しないと、なんとも言えませんよ
単純に、指輪のウデを切ってバチカンをつければペンダント出来上がり と言う訳にはいきませんから
石の裏の処理や切り取ったウデ部分の手当て、ペンダントとしてのバランスなどをクリアしなければなりません
それぞれの指輪の構造や載っている石の種類大きさにより、個別に考えなければなりません
また、石の脱着の要否や仕上げをどこまでやるかによっても、リフォーム代は変わってきます
参考までに、以前した指輪からペンダントへのプチリフォームは、ごく単純でしたので8500円ほどで出来ました
「バチカンは、切り取ったウデの地金で作ってもらえるの?」
「残った地金は買取ってもらえるよね?」
勿論その通りです
後日、お預かりしたのが、このルビーとダイヤを散りばめた大きな指輪です
指輪としては、大きすぎて着け難いかもしれませんが、ペンダントならいいものになりそう
付け根の一部分を残して、指輪のウデを本体から丁寧に外す
残した部分に、ウデにあった素材や石目の刻印を押しなおす
取り外したウデ地金の一部でバチカンを加工
一部で丸い棒線を引いて丸環を作る
その丸環にバチカンを通して、本体の上部の一番安定したバランスのよいところにロー付して固定
今回は、問題なくペンダントとして成立しましたが、ペンダントとしてのバランスが悪い場合は、お勧めできません
他に、裏側の葉脈が一本途中で切断していました
これは、鋳造で枠を作る場合に、時々見られる欠陥ですが、そこもロー付して引っ掛かりがないように修理
指輪の場合は、直接肌に当たる所ではありませんが、ペンダントの場合は柔肌を傷つける可能性もあります
その後、全体をロジウム仕上げしました
素材が黄色味を帯びたホワイトゴールドの場合、ロジウムコーティングで白くします
これでプチリフォーム完成
加工代は、残り地金を差し引きして\9800(税別)でした
ペンダントとして成立するものなら、プチリフォームもいいのでは
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