後々までお得
大阪市のI様から、「指輪の爪が引っかかり、着けにくいのだけれど・・」とご相談がありました。
それは、以前よく流行った立て爪型で、爪が大きいのでどうしても引っ掛かりが起こり、ほかのお客様からも、よくご相談を受けることがあるタイプのリングです。
このまま使わずにしまっておくには、非常にもったいないほどの大粒の綺麗なダイヤがプラチナ枠に載っていました。
どうされます?」と聞くと
「もっと着けやすい指輪にしたいけど・・」とのこと
「何かデザインを考えてみて」言われ、一旦お預かりする。
すると、翌日I様から電話がありました。
「別の使わないバングルが出てきたので、このダイヤを脇石に利用できないかしら」
「分かりました、もう一度見させてもらいます」
後日お目にかかると、「買ったときは高かったのよ」と半周にメレダイヤの入った18金のバングルを持って来られました。
このメレダイヤも特に綺麗で、脇石としてリフォームに充分使えそうです。
そして、「これも使える?」と不要になったプラチナリングも出してこられました。
これらの古枠を溶かして地金として使えそうです
たくさんの参考資料などをご覧頂き、大柄なI様に似合う、お気に入りのリングデザイン案が固まりました。
再び持ち帰り、ダイヤのサイズを採ったり、プラチナ枠地金の再利用できる分量を計算する。
そして、デザイナーと打ち合わせをして、実寸大の精密デザイン画を作成し、同時に見積を算出する。
後日、I様に完成した実寸大のデザイン画で大きさを確認してもらい、見積をご了承していただく。
手作り製作に入り、約一ヶ月半で最新作に大変身。
ハイグレードな1.5カラットのダイヤと16個の脇石メレダイヤを載せて、2個分のプラチナ枠を使った重厚なオリジナルデザインの手作り作品が完成、付加価値もウーンと上りました。
いい石を持っておられると、後々まで本当にお得ですね。
納品に伺うと、ゆっくり箱を開けて指に着け、普段あまり感情を表すことの少ないI様が、思わず「これは、気に入った!!」と言われたことがとても印象的でした。
今回、中石も脇石も地金も、全てお客様のお手持ちのものを再利用することが出来たので、結局、加工賃だけで完成しました。
バングルの残りメレダイヤと18k枠は、別の作品の加工に使いました。
手作りリフォーム 加工代は多少高いかもしれませんが、作品の仕上がりには自信があります
どこにも売っていない、本当に良いものを作りたいと思われる方は是非ご相談下さい
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