わしの出そうか
大阪門真市のN様は、最近常連のお客様からご紹介いただいたご新規様です。
一番最初は、立爪ダイヤリングをペンダントにリフォームするご注文いただきました。
ダイヤペンダントが完成したので納品に伺う。
そのとき、別のお客様のご注文で作った馬蹄形バングルも出来上がったところだったので、それもついでにご覧頂きました。
「これも、すごくいい!」とついでのバングルも気に入ってもらえました。
「何か、いらなくなった地金があれば、それを溶かして作ることも出来ますよ?」と言うと
「わしの、出そうか!」と、ご主人様
「金のブレスもネックレスもあるけれど・・・」と、18金のキヘイブレスレットを出してこられました。
ずっしり重く、これなら、ラッキーバングル用の地金に充分間に合います。
一緒いた、奥様のお友達も「うちのお父ちゃんのネックレス、寝ている間にそっと外して来ようかな・・」などと、冗談のような本気を・・
いやいや逆でした 本気のような冗談を
ラッキーバングルとは、片手でもワンタッチで着けられるすぐれもので、うちのオリジナル作品の一つです。
「ブレスレットは好きだけど、着けにくいのはかなわん」と思っている方にはピッタリ。
又、ネイルや付爪をされている若い方にも、「脱着のときイライラしなくていい」と好評です。
馬蹄形の上にダイヤを配し、馬蹄を留めるフックの先に色石を入れてポイントにするデザインです。
「そやけど、今はエステにお金掛けてるしなー・・」
「何か、お値打ちに出来る方法を考えてみましょうか?」と、その日はとりあえずk18ブレスレットを預って帰りました。
帰って見積をしてみる
加工に必要な分の地金を除いて、ブレスレットの18金地金が残るので、それを加工代に充当すれば、その分だいぶ安く出来上がる。
後日、そのことをお話すると、「それでお願いします」と即決。
「フックのポイントにはどんな石を入れましょうか?」と聞くと
「誕生石はサファイアだけれど、あの青い色はどうも好きでないのよ」、とのこと。
「そうですね、サファイアには青以外に黄色とかピンクとか、いろんな色がありますよ」と言うと
「そう、青だけかと思った、それならピンクでお願いします。」
N様は細身の方です。
N様の腕にジャストサイズのバングルにするため、腕の太さを測る。
地金は18金ブレスレットを溶かして再利用 ポイントはピンクサファイアを入れ 馬蹄にはメレダイヤを
ウデのサイズも決まり、差引したお見積を了承していただく。
早速、手作り加工に入る
こうして、約1ヵ月後、ご主人様の18金の喜平ブレスが、見事に奥様のオリジナルk18バングルに変身。
完成して納品に伺うと、奥様は留守。
「近所の家に遊びに言っているから呼んでくるわ」とご主人様。
帰ってきた奥様に完成品をご覧頂くと、「さっきの家にみんな集まっているから、ちょっと見せてくるわ」と飛んで出ていかれました。
是非見せてください。
クチコミ命のわが工房、
大勢の方に見てもらって、手作りの良さと、加工屋の裏技で世界で一個のオリジナルジュエリーがリーズナブルに加工出来ることを、一人でも多くの方に知っていただきたいと願っています
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