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蝶のブローチ ダイヤ18金 オリジナルデザインでオーダーメイド

TEL. 072-783-6723

〒664-0882 兵庫県伊丹市鈴原町5-56-4

ジュエリー物語

マダムバタフライ

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蝶のブローチ

蝶のブローチ オーダーメイド 宝石工房ながお

 3度も作り替えました

K様はギャラリーのオーナーです。
宝塚市のギャラリーで「手作り宝石リフォーム作品展」を開催することになりました。

会場には、それまで手作りして納品した、オリジナルのリフォームジュエリーを、もう一度、お客様から拝借して展示します。
26人のお客様のご協力があり、30点余りのリフォーム作品を展示することが出来ました。

K様 「これ、みんな借りてきたんですか・・」
私 「はい全部」
K様 「よく貸してもらえましたね。」

長いお付き合いのお客様が多いので、慣れから、「この前のあれ、貸してもらえます?」「いいよ!」てな感じで、気楽にお願いしていました。

自分では全く意識していませんでしたが、よく考えたら、これって大変なことなんですよね。

k様、大事なこと教えていただき、ありがとうございました。
心の広いお客様にも感謝感謝。

それから、K様は展示作品をじっくりご覧になり、お客様から預った品を手間隙かけて、オリジナルデザインで手作り加工することに、すごく興味を持たれたようです。

「なんでもすぐ手に入る世の中で、このように、その人の好みに合わせて時間をかけて一つずつ手作りするって、本当に素敵なお仕事ですね」と 私たちが目標としているところを、ズバリ言い当てられ
18金ブレスをリフォーム前
そーなんですよ、そこなんですよ、分かってもらいたいところは・・と小躍りしたいような悦びを隠して、デザイナーさんとニンマリ

そしてk様 「この18kブレスレットでブローチが出来ないかしら?」
デザイナー 「なにか、リーフのブローチでもデザインしてみましょうか」

k様「そうそう、まだ家に使わないダイヤのペンダントも有るけど利用できる?・・」
後日、ダイヤペンダント3本受け取って帰り、再びデザイナーさんと打ち合わせ。
ダイヤペンダントをリフォーム前
はじめは、シンプルなリーフのブローチをデザインするつもりでしたが、これだけの材料が揃うと、デザイナーさんも大張り切り。

是非このデザインで行きましょう、とかなり凝った「18金の蝶のブローチ」をデザインしてきました。
蝶の胸の部分に、ペンダントについていた0.54カラットのオーバルカットのイエローダイヤを入れる。

頭には別のペンダントの0.38カラット・ラウンドカットのダイヤを、尻尾にはブレスレットについた小粒のダイヤ3石0.2カラットを揺れるようにデザイン。

羽の部分にはメレダイヤ54個を埋め込む蝶のブローチ オーダーメイド
地金は、ブレスレットの18kで充分足りる

ペンダントのプラチナ枠やチェーンは不要とのことで、この地金を査定して加工代に廻し見積を出すことにする。

会心のデザインをK様に見て頂くと「出来上がるのが楽しみ」と見積と共に一発OK

早速、製作に入りました。
でも、これから大変なことが起きました。

実は、この作品は3回も作り替えたのです。

最初、デザイン通りに作りましたが、出来上がりを見ると、どうも羽の重なり具合がしっくり来ない。

そこでもう一度作り替えると、今度は上下の羽の大きさのバランスがどうも気に入らない。
もう一度デザインから手直しして、三度目にようやく、これなら間違いないという作品が完成しました。

加工職人さんも、自分の感性を信じて、デザイン画を参考にしながらも、デザイン以上の存在感のある作品を作ってくれました。

デザイナーさんと加工職人さんで競い合いながら、少しでもいいものが出来ればと頑張っています。
とは言え、私は大変です。

最初 一ヶ月程度で完成し納品の予定でしたので、完成予定日が延びる度に、お客様にお詫びに行かなければなりません。


蝶のブローチ オーダーメイド 宝石工房ながお

結局2ヶ月半も掛りましたが、自分でも惚れ惚れする、すばらしい蝶のブローチが完成。

お待ちいただいただけの価値は充分ある蝶の作品に、文字通り大変身しました。

納品に伺うと「蝶は縁起物で、私の母も好んでよく着けていたのよ。だから私も蝶は大好きなの。」

「でも、たいてい羽を両方に開いたものばかりで、このデザインはすごくいい」とK様にも本当に喜んでいただけました。

この作品は、私の思い入れも強く、すばらしい作品になりましたので、うちの定番商品することにしました。

そこで後日、k様にその旨をお伝えして、許可を得ました。
雰囲気はそのままに、少しデザインを変えて、一個だけ見本に作って残しておくことにしました。

「k様のオリジナル作品ですので、なにか名前をつけていただけませんか」と聞くと
「そやねー、蝶やから、蝶々夫人 マダムバタフライかな・・」

結局名前は「マダムバタフライ」に決まりました。

デパートで買えば軽く100万以上する作品が、プラチナが高騰していたので、加工代に充当できる残り地金代金が高くなり、逆にお客様の負担は少なくて作ることが出来ました。


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