思いがいっぱいの指輪
母の形見を重ね着けできる指輪に作り替え 
          宝塚市のT様のセットリングが完成しました
          
          お母様の形見の指輪についたダイヤとご自身の結婚指輪 婚約指輪
          
          それに、昔お父様からプレゼントされた指輪も一緒に溶かして、重ね着け出来る指輪を手作りました
          
          ご両親とご自身の思いのいっぱい詰まった、世界で一個の指輪が完成です
          
 
          今回は、説明なし 
          
          T様からのお手紙をご覧ください
          (ご本人様の了解のもと掲載)
          
          先日は指輪のリフォームありがとうございました
          母の一周忌に形見分けとして私の手元にきたのが、無残にも切断された指輪でした。
          
 
          誤って切れてしまったのか、抜けなくなって切断したのか、今となっては知るすべはありませんでしたが、切断された指輪を箪笥の引き出しに大事にとっていた母の気持ちを思うと、何とも切なくて,何とかこの指輪をよみがえらせたいと思って「指輪修理」の店を探したのが「宝石工房 ながお」さんとの出会いのきっかけになりました。
          
          「切断された指輪を修理したい」→「古くなった私の結婚指輪と母の指輪のダイヤを一緒にしたい」→「サイズも合わず、手つかずの婚約指輪も作り替え、結婚指輪と重ねづけできる指輪にしたい」
          次々と変わる私のわがままな要求にも長尾さんは丁寧に対応して下さり、そのつどデザイナーさんに相談してくださり、その結果、母の指輪についていた5つのダイヤのうち3つを結婚指輪、2つを婚約指輪につけて、加工職人さんが私の希望通りの指輪に見事によみがえらせてくださいました。
          
 
          「うちの職人さんの技術は日本一です」と胸をはっていらした長尾さんとスタッフの方々の信頼関係がそのまま作品に表われていました。
          出来上がった指輪を初めて見せていただいたときの感激は今でも忘れません。
          
          二か月たって、今、結婚指輪はすっかり私の指になじんでいます。
          
 
          三回忌には重ねつけした二つの指輪を、「お母さんの指輪、ほら、こんなにいい指輪になったよ」と、墓前の母に見せるのが今から楽しみです。
          先日娘に、「この指輪は次はあなたにあげるからね」と言いますと、「じゃあ、その時はまたリフォームだね」と、ちゃっかり申しておりました。
          どうぞ、皆さまお体を大切に。「宝石工房 ながお」の皆さまが、末永く良いお仕事を続けられますように願っています。