ゆきひら鍋のような
形見のブレスを溶かして指輪3本加工大阪府高槻市のM様(女性)からメールでご相談
<形見のプラチナのブレスレットがあり、指輪三本にできたら…と考えています・・・>
日時をあわせて現物をお持ち頂くことに
シンプルデザインで彼のお母様用の指輪とご自分たちのペアリングをご希望
形見の太いブレスレット pt850で65g弱
お手持ちの地金を溶かして指輪を作るのは、工房の一番得意とするところです
まして形見の品、その地金を使わなければ意味がありません
あれこれ着けるシーンやお仕事などをお聞きして、デザインを決めていく
お二人は、お母様の居酒屋さんを手伝っていて、鍋を握ったり、陶器の器に触ることも多いとのこと
通常の指輪では、すぐに傷ついたり変形したりすることも考えられます
そこで、ご希望を確かめつつ、ハンマー仕上の指輪をご提案
これなら、文字通りハンマーでたたくので、通常の地金よりウーンと硬くなり、傷や変形に強くなります
また、もし傷がついても、ランダムなパターンなので、メンテナンスが容易です
「ハンマー仕上って、ゆきひら鍋みたいな感じかな」 と彼
「そうです そうです あの感じです」とデザイナー君
さすが、料理人 ハンマー仕上の手打ち感はまさに「ゆきひら鍋」です
お二人のペアリングは少し大きめのハンマーパターンにして、女性用にはメレダイヤを1個入れます
お母様の分は、パターンを少し小さくして仕上ます
約45日かかって完成したのが この ゆきひら・・ ではなく ハンマー仕上の指輪です
完成したのが、居酒屋さんにとって一番忙しい年末です
仕事の前に彼が引取りに来られました
「想像していた通りです」
「みんな楽しみに待っているけど、今晩仕事が終わるまで見せられないので残念」 とのことでした
形見のブレスレットが3人の指輪に変身
きっとお父様にも喜んで頂けたのでは
加工で残った地金は、次回何か加工するときの為にお返し
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